2021年度後期 学校生活の様子
修了式・離任式
3月14日(月) 令和3年度修了式を行いました。一人ひとりが担任の呼名で元気に返事をし、校長先生から修了証を受け取りました。その後、年度ごとに発刊している学校文集「こうらんの国から」に載せた作文の朗読発表をしました。海外子女文芸作品コンクールの表彰や、英語検定の合格証授与も行いました。
その後の離任式では、帰任される西田先生に校長先生よりマッサラーマ証書を渡していただき、児童生徒一人ひとりからお別れの言葉を伝えました。西田先生からは、児童生徒一人ひとりとのエピソードや、今後に向けた励ましの言葉をもらい、最後に歌った「マッサラマーマの歌」では、涙を流して歌う場面も見られました。
日本人学校で勤められた3年間、大きな足跡を残された西田先生とのお別れはとても寂しいですが、日本に帰ってからのさらなる活躍をお祈りしています。マッサラーマ!
立志式
2月28日(月) ジッダ日本人学校では初の試みとなる「立志式」を行いました。昔の元服にあたる式で、日本の中学校でも広く行われている行事です。自分の出生や生い立ちを振り返り、現在の自分を見つめ直すことで、未来への誓いを立てることがねらいです。
立志式第一部の、「過去」パートでは自分年表をまとめて発表し、「現在」パートでは今の自分を作っているものをマッピングして発表しました。それを受けて「未来」パートでは、これからの誓いをみんなの前で発表しました。
第二部では、保護者から本人に向けた手紙を朗読していただき、生い立ちでの苦労や、ジッダに来る時の葛藤や、その後の成長、そして未来への願いを語っていただきました。その場で本人から保護者への返事の手紙を書き、後日お届けしました。
式の幕間では、子どもたちや先生たちから、本人の素敵なところを語ってもらう時間があったり、校長先生からは「夢は逃げない。逃げるのはいつも自分だ。」という言葉とともに熱い激励をいただいたりして、大事な区切りの式になったと思います。
第4回学習参観
2月18日(金) 1時間目は各担任による授業でした。2年生は算数の学習で「分数」について学びました。3年生は国語の学習で「詩」をつくりました。5年生は国語の「大造じいさんとガン」を学習しました。中学2年生は学級活動で「立志式に向けて」の授業を行いました。今年度最後の学習参観でしたが、子どもたちは少し緊張しながらも、伸び伸びと活動することが出来ていました。
2時間目はWAKAMEレストランから佐藤タキシェフをお招きして食育学習を行いました。佐藤シェフは農林水産省から「日本食普及の親善大使」として任命されています。日本の食文化に親しんでほしいということで「味噌汁づくり」をしました。出汁を煮干しからとったり、包丁で具材を切ったりみんなで協力して準備をしました。出来上がった味噌汁の味は最高に美味しかったです。この食育学習で子どもたちは自国の食文化に興味を持つきっかけになったと思います。佐藤シェフありがとうございました。
また親子奉仕活動では、学校の清掃活動を行いました。普段なかなかできないところまできれいにすることができました。保護者の皆様、ご協力ありがとうございました。
学習参観当日にはアラブニュースの記者とカメラマンが取材に訪れてくれました。取材後には小さな学校だが素晴らしい教育活動を行なっていると話してくれました。これからも児童生徒がいきいきと主体的に学習活動に取り組めるように教職員一同力を合わせていきます。
プライベートビーチ訪問
2月16日(水) 日本人学校校舎オーナーのムタバガニさんが所有するプライベートビーチを訪れました。当日は気候もよく心地良い風が吹く中、充実した活動が行えました。紅海をクルージングしたり、砂浜でレクを楽しみました。網でクラゲを捕まえた児童もいて、楽しい時間をみんなで過ごしました。最後は学校に戻り、ムタバガニさんへのお手紙を英語で書きました。ムタバガニさんありがとうございました。
宿泊学習2日目
1月27日(木) 宿泊学習2日目は、ホテルの朝食からスタート。朝食の前後は少しゆとりがあったので、出発の時刻までトランプをして交流を深めました。
最初の目的地は、sadad gardenです。児童生徒会企画のレクを、美しく整備された公園で目いっぱい楽しみました。だるまさんがころんだ、しっぽ取り、ドッヂビー、缶蹴りなど、どれも盛り上がりました。休憩でみんなでおやつを食べたのも楽しかったですね。レクの後は、食育の授業の一環で、公園にいる人に好きな日本食のインタビューをしました。
トルコ料理のお店で昼食をとった後は、ロープウェイに乗車して、タイフの広大な景色が一望できました。かなりの高さがありましたが、昔のキャラバンが使用していた登山道の跡などを見ることができました。
夕方にはジッダに戻り、帰着式を行いました。3年ぶりに実施できた宿泊学習でしたが、スローガン通り、みんなで楽しく学び、一生の思い出ができたことと思います。この経験を普段の生活で磨きあげ、さらに素敵なジッダ日本人学校にしていきましょう。
宿泊学習1日目
1月26日(水) 令和3年度宿泊学習は1泊2日でタイフに行ってきました。冬休み前から事前学習に取り組み、スローガン「みんなで楽しく学ぶタイフの旅~一生の思い出にしよう!~」のもと、充実した学習活動を実施することが出来ました。
Straberry Farm では、採れたてのイチゴを食べました。ほんのり甘く美味しかったです。
知る人ぞ知る、マスコットキャラクターのMR.ストロベリーと記念撮影もできました。園内にあるミニ動物園では様々な動物と触れ合いながら楽しい時間を過ごせました。
昼食はObeikanTowerの最上階のレストランで食べました。タイフ街を見渡しながら食べた料理は最高でした。このレストラン少しずつ回転していくので、座りながら変わっていく景色を見れました。
タイフ動物園ではゾウにえさやりをしたり、気に入った動物の絵を描きました。イルカショーでは、イルカやアシカの演技を楽しみながら見学しました。
夕方の公園ではみんなで手をつないで「さんぽ」を歌う姿が印象的でした。学年関係なく仲良く遊ぶことができました。
公園で遊んだ後は、ホテルで晩御飯を食べ、就寝前にみんなでトランプ「7ならべ」をして盛り上がりました。
書き初め大会
1月13日(木) 集会室でそれぞれ課題の字を書きました。2年生は「えがお」。難しい「え」や「お」も上手く書けました。3年生の課題は「友だち」。いよいよ漢字に挑戦です。難しい左はらいものびのび書けました。5年生は「新しい風」。バランスが難しい「風」に苦戦しましたが、最後は満足のいく作品に仕上がりました。中学2年は「新たな目標」。中学生らしい堂々とした作品です。全員決意を新たに、1年のスタートを切りました。
後期後半始めの会
1月10日(月) 冬休み明けには、後期後半始まりの会を開きました。校長先生からは、「まとめをしっかりと!」「仲間を大切に!」というお話がありました。学習もいよいよ大詰めです。まとめをしっかり行い、学びを定着させていきましょう。そして、ジッダで縁あって一緒に学ぶことになった仲間と、一緒に過ごす時間を大切にしていきましょう。
後期前半終わりの会
12月23日(木) 冬休み前、終わりの会を開きました。会の前にはクリスマス会があり、楽しいゲームで盛り上がっていましたが、しっかり切り替えて式に臨みました。校長先生より、学習発表会や先日実施した日野自動車“チームスガワラ”交流会における子どもたちの成長した姿にまつわるお話しをいただき、着実に力を伸ばしていることを実感しました。冬休み明け、またみんなで頑張っていきましょう!
日野自動車見学
12月22日(水) サウジアラビアで開催されるダカールラリーのトラック部門に出場する日野自動車“チームスガワラ”との交流会がありました。ダカールラリーについてさまざまな説明を聞いたり、質問に答えてもらったりした後、実際にレースに出場するトラックに乗せていただきました。世界に挑戦する皆さんと交流できたことは、とても貴重な体験でした。
親子スポーツデイ
12月3日(土) 昨年に引き続き、運動会の替わりに親子スポーツデイを行いました。ムラブスタンコンパウンドの各施設をラリー形式で回りながら、スポーツに親しむことが目的です。
最初に行った長縄跳びでは、子どもチーム・先生チーム・保護者チームで対決し、見事に子どもチームが練習の成果を発揮して勝利しました。他にもシューティングゲーム・的当て・ボール運び・ボール投げの各競技を行い、爽やかな気候の下でいい汗を流しました。
会の最後では、1ヶ月半に渡って体育の授業で練習してきたダンスを披露しました。BTSの「Butter」という曲で、すごく難しくて苦労しましたが、本番では保護者の皆さんの大歓声を浴びながら、笑顔でかっこよく踊りきることができました。
写生会
11月25日(木) コロナ禍であるため、これまでのように郊外には出られませんが、今年度はジッダ日本人学校をじっくりと描くことにしました。まだ本格的に学校で再開することはできませんが、早くこの校舎に戻ってきて、みんなで充実した学校生活を送りたいですね。みんな校舎をよく見て一生懸命取り組むことができました。
学習発表会 11月19日(金)
オープニング・全体のまとめ
オープニングでは和太鼓演奏、サウジアラビア国歌の演奏、「カントリーロード」の合唱を披露しました。時間をかけて練習してきた成果を堂々と披露しました。
コロナ禍により2年ぶりの開催となりましたが、少ない人数でもそれを感じさせない自立した姿をみなさんに見ていただくことができました。
サウジタイム 小学部2・3年発表
小学部2・3年生は「アラブの食卓から」というタイトルで発表を行いました。パワーポイントを用いて、今まで学習したことを写真や動画で紹介することが出来ました。ラマダーン中のプチ断食体験・おいのり体験、サンブーサ作りや外国人にインタビューをして人気のアラビックフードの調査を行ったこと、現地の方と一緒に「コフタ」、「バスブーサ」を作ったことなど、実体験を通した学びを発表しました。これからも様々な国の食文化に興味を持ち、この学習で学んだことを活かしてほしいです。
サウジタイム 小学部5・中学部2年発表
小学部5年生と中学部2年生は「ジッダ市内のSDGsマップ作り」をテーマに、サウジタイムで半年間取り組んできた内容を発表しました。冒頭ではSDGsを分かりやすく理解してもらうために、漫才スタイルで発表しました。また、コンパウンド周辺店舗にインタビューした様子や、大きなジッダ市内の地図に、施設や店舗の情報をマッピングしたものを披露しました。最後に、学んだことや今後に生かしたいことを自分の言葉で伝えました。高学年らしく、聞き取りやすい話し方で堂々と発表することができました。
英語劇
全校児童生徒5名で創りあげた英語劇。今回のタイトルは「The Ugly Duckling みにくいアヒルの子(ジッダ日本人学校完全オリジナルバージョン)」です。劇のテーマである「We are all different and we are all wonderful. みんな違ってみんないい」を全員で心にとめて練習に励みました。5名それぞれが、無理なくかつ最大限に個性を発揮して演じることができました。劇の最後では、「世界に一つだけの花」の英語版「The only flower in the world.」を元気に歌い上げて締めくくりました。
後期始業式
10月25日(月) 秋休みを終え、本日より後期がスタートいたしました。校長先生より3K「気合い」「基本「協力」のお話をいただき、みんなの顔つきもぐっと引き締まったように見えました。後期はたくさんの行事が予定されているので、みんなで協力し合ってすばらしいものにしていきましょう。