2020年度前期 学校生活の様子
令和2年度前期終業式・マッサラーマの会
8月27日(木)に前期終業式を行いました。今年度は新型コロナウィルスの影響のため,4月12日からの約5か月間,例年とは違う形での学校生活を送ることになりました。普段とは異なる環境や不自由な生活の中にあっても,どの子もたくましく,そして明るく元気に過ごすことができました。
マッサラーマの会では,今学期でジッダ日本人学校を離れる友だちに,お別れのメッセージや歌をプレゼントしました。日本に一時帰国している友だちもオンラインで会に参加してくれました。お別れするのは寂しいけれど,新しい学校へ行ってもがんばってください!
夏休み中は病気やケガなどに十分気をつけて,元気に過ごして欲しいと思います。そして,また元気に後期の始業式で会いましょう。
6月から7月までの取り組み
低学年
道徳の学習では,1・2年生合同で学習を行っています。読み物資料を通して,対話的な活動に重点を置き,学習を深めています。1年生の国語では,カタカナを中心に学習を進めています。文章を書く力も着実についてきています。生活科では,七夕について学びました。思い思いの願いを短冊に書き,飾りました。願いが叶うといいですね。図画工作の時間には,毎週様々な作品を作っています。出来上がった作品で遊ぶのも大好きで,いつも意欲的に学習に取り組んでいます。
中学年
図工の授業では,「MBのまもりがみ」と題し,身の回りにあるものを顔に見立て表現する活動を行いました。木の断面,家のドアノブや外観など,たくさんの顔を見つけることができました。その顔一つひとつについて考えたプロフィールはとてもユニークで,子どもたちの発想の豊かさに驚きました。学活では,帰国が決まった児童のお別れ会を企画・運営しました。お別れ会当日は,低学年の子どもたちと一緒にゲーム,ドーナツ作り,ダンスをして,おいしく楽しい時間を過ごしました。また,3年生はスムーズに司会進行を行うことができ,上級学年としての成長を感じる時間ともなりました。
高学年
コロナに負けず,これからの時代を強く,しなやかに乗り越えていこう!新しいグローバルな世界に生きる子どもたちに必要な考え方ややさしさ,強さを身につけていって欲しいです。最近では,どの子も ICT機器の扱いがとても上達してきています。子どもたち一人ひとりが,やるべきことやしたいことをどんどん考え,活動しているので,とても充実した学びができています。佐藤先生との学習の時間も増えてきて,多くの先生方に指導してもらいながら,たくさんのことを学んでいます。
中学部
中学部は,数学は文字式の計算や関係を表す式をやっています。また文字式のルールを学んだり,問題文から等式や不等式に表す学習をしたりしています。社会は歴史分野を学習しています。世界の古代文明から縄文弥生時代を学習しています。小学校より詳しくなり,覚える用語も少しずつ増えてきました。美術では,これまでの学習をもとにしながらコンパウンド内の風景を描いています。立体的な絵を描くために奥行きや影などに気をつけながら取り組んでいます。6月下旬から各教科で確認テストが行われました。日頃の頑張っている成果が現れていました。7月7日は七夕の日ということもあり,朝の会で願い事の発表をしてくれました。
4月から5月までの取り組み
低学年
低学年(1年生3名,2年生2名,計5名)の子どもたちは,元気いっぱいに仲良く生活できています。生活の授業は,コンパウンド内を散策しながらどのような植物があるのかを全員で見つけにいきました。また音楽の授業では,伝統の和太鼓の演奏を身に着けられるように練習に励んでいます。2年生が1年生に上手く叩くコツを教えている場面も見られます。これまでの練習でほぼ基本的な技は習得できたようなので,早く全校で演奏できる日を楽しみにしています。図工の授業では,グラデーションを習いました。自分の好きな色を上手に塗り分けながらきれいに塗れました。英語学習にも興味関心が高く,実際にコンパウンド内で働いている人たちに「どこの国から来たのか?」と英語でインタビューしました。どの授業も元気いっぱい楽しそうに学習できています。
中学年
中学年(3年生2名)の子どもたちは,転入予定の児童との出会いを楽しみにしながら,週に1回オンラインで交流活動をしています。理科の授業では,4月下旬からアサガオを大切に育ててきました。今では1.5メートル以上に生長し,これまでにたくさんの花を咲かせることができました。土づくりや水やり,そして添え木などへの気配りをしながら,生長の様子を観察して記録用紙にまとめてきました。デジタル教材も活用しながら理解の定着も図ることができています。算数の授業では,これまでに学習したことを活かして,大きな巻き尺を使って建物の長さや道の幅などの長さを測りました。予想していた長さと実際の距離が長さの違いを体験的に学ぶことができました。音楽の授業では,リコーダーの学習をしています。上手な指使いで一音一音丁寧に吹くことができています。
高学年
高学年(5年生3名,6年生1名)の子どもたちは,学年別の学習と合同の学習を教科ごとに振り分けて行っています。また,家庭科の授業は,中学部と一緒に3学年合同の学習に取り組んでいます。先日,お茶の入れ方とお点前の体験学習を行いました。合同授業により,活発に意見交換ができたり視点や話題が広がったりと,深い学びにつながっているようです。オンライン授業にも慣れ,各種デジタルツールを使いこなしての資料作成やプレゼンのスキルが向上してきています。先月からは佐藤先生にも授業や朝と帰りの会にオンラインで関わっていただき,各教科とも授業の中での活発な発言が見られ,とても充実した学びができています。
中学部
中学生(1年生1名)は,社会科では地球儀を活用してより具体的に学習内容を確認したり,また理科ではICT機器の活用を通して植物の葉・茎・根のつくりとはたらきについて詳しく確認したり,対照実験の具体について学んだりしています。家庭科では栄養の学習を行っており,肉まんづくりに挑戦しました。現地にあるものを使いながら上手に作りあげました。国語の授業では自分の「好きなもの」を,話の構成や順序を工夫しながら聞き手に分かりすく紹介する活動を行いました。英語の授業では和英辞典やタブレットなどを使いながら,世界の朝ご飯を紹介する英作文を行いました。難しい単語も出てきましたが上手に表現でき,発表することができました。美術の授業では,絵を描くときの構図を学習しました。担任のカメラを使い「望遠」や「広角」でコンパウンド内の写真を撮りながら楽しみながら学習できています。
こいのぼり集会
5月10日の朝,久しぶりに全員が顔を合わせて,「こいのぼり集会」に替えて「こいのぼり集合写真撮影会」を行いました。今年はジッダの空で泳ぐことができませんでしたが,来年はジッダの空で悠々と元気に泳ぎ続けてほしいと願っています。
入学を祝う会
今年は,新型コロナウィルスの世界的な感染拡大に伴い,予定されていた入学式を執り行うことができず,その代わりとして,4月12日(日)に短時間にて「入学を祝う会,新年度の出発の集い」を行いました。当日は,新しく着任予定の先生と転入生の紹介を行い,その後新入生4名の紹介,その後在校生との対面の会,担任発表と続きました。昨今の情勢により来沙できていない新任の先生と転入生,そして他のコンパウンドに居住されているご家族の皆様には,スカイプを通して参加していただきました。当初の予定とは異なる形での会となりましたが,子ども達全員が参加でき,また,和やかな雰囲気の中で新入生の入学を祝うことができました。
今年度もジッダ日本人学校の教育活動へのご理解・ご協力のほどよろしくお願い致します。